傷だらけのハート
ママは、最近朝帰りが多い。



それは、別に良かった。




ただ、酔っぱらたママは私を叩く。



それが嫌でしょうがなかった。




腕にアザができたのだってママがやったことだった。




でも、幸い冬で長袖で隠していた。





「じゃ、また明日」




「バイバイー」





はぁー。




夕焼けだなぁー。



「おいッ!」




不意に、後ろからハスキーボイスが聞こえた。
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