傷だらけのハート
気づいたら寝てしまっていた。



「ん…、11時かぁ。」




宿題やってないなぁ。



「ただいま~」




「お帰り」



パァン!




鈍い音とともにアルコールの匂いがする。



視界が悪くなり気づいたら走り出していた。




11時をすぎた夜を、カバンをもった制服の高校生が走っていたら不審に思う人もすくなくないだろう。



でも、周りの目なんて気にしなかった。



行く場所がない私はマンガ喫茶という場所についた。


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