【完】初恋
『「失礼しまーす」』
「おう、2人とも来たか。さっそくだがこれ、教室に運べ☆」
そう言ってプリントに指を指すのは、我がクラスの担任のヨッシーこと吉川太一先生。
「『はい…』」
なんでテンションが低いかって?
それは…
目の前には大量のプリントがあるからです…。
これでもかってあります!!
「よろしくなぁ~☆」
そう言ってヨッシ―は手をひらひら振り、去っていった。

手伝えよ!
『とりあえず…』
「運ぼうか…」
よししょっと…重ッ!!
『重いな』
「だねぇ」
『怜奈大丈夫か??』
「平気!」

拓真の優しさにキュンとしちゃうあたし。
もうヤバいよぉぉ!



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