【完】初恋
「そっか」
怜奈はうつむいた。
『怜奈…』
「良かった」
『え?』
「拓真じゃなくて良かった。あたしで…良かった」
『な…んで?激しい運動できねぇんだぞ!?なんで良かったとか言うんだよ!!』
「もし…拓真だったら、サッカー出来なくなってたんだよ?あたし、拓真がどれほどサッカー好きか一番知ってるもん。だから、拓真じゃなくて良かった」
怜奈…。
『俺、飲み物買ってくるよ。なにがいい?』
「ミルクティー」
『了解』
俺は部屋を出た。
大丈夫そうで良かった。
怜奈は強いな…。
俺は飲み物を買って病室へ向かった。
ドアに手をかけたとき…
泣き声が聞こえた。
俺はドアをあける手を一旦止める。
怜奈はうつむいた。
『怜奈…』
「良かった」
『え?』
「拓真じゃなくて良かった。あたしで…良かった」
『な…んで?激しい運動できねぇんだぞ!?なんで良かったとか言うんだよ!!』
「もし…拓真だったら、サッカー出来なくなってたんだよ?あたし、拓真がどれほどサッカー好きか一番知ってるもん。だから、拓真じゃなくて良かった」
怜奈…。
『俺、飲み物買ってくるよ。なにがいい?』
「ミルクティー」
『了解』
俺は部屋を出た。
大丈夫そうで良かった。
怜奈は強いな…。
俺は飲み物を買って病室へ向かった。
ドアに手をかけたとき…
泣き声が聞こえた。
俺はドアをあける手を一旦止める。