愛なんて知らない Ⅰ










私は力が暴走しないように

力に取り込まれないように・・・・


心を落ち着かせた









「ふぅ・・・・」





私はミュールを脱ぎ扉に触れ通り抜けた

多分、扉には何か細工がしてあるから








(ミュールを履いてたら足音で

ばれちゃうからね)









「おい、何してるんだ!」






(さっそく見つかった?)






私はゆっくり後ろを振り向く








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