私の体験談

水道

「あ、お姉ちゃん、あんなところに水道がある・・・」

しばらく歩くと、水道を発見した。

その水道の蛇口からポタポタと水が垂れていた。

姉は水道に近づき、蛇口をしっかりと閉めた。

「水なんて出ないと思ってた」

そう、姉は呟いた。

「こんな廃病院でも水、出るんだ」

私もそう姉に返した。

そのまま私たち二人は水道を後にした。
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