生徒会LIFE
「あ、最初に生徒会室によったんですけど・・・会長が不在だったので。そのまま飛び出してっちゃったんです。」

「・・・お前アホだな。唯人に話してから唯人と一緒に俺らんトコ来りゃあよかったのに。」

会長はため息をつきながら私に言った。

「だって・・・1秒でも早く報告しないと大変なことになると思って・・・」

「大変なことだぁ?」

「例えば会長が窓ガラスの場所に集まってた人達をかたっぱしから殴り飛ばして犯人探したりとか・・・。」

「っふ・・・。いくらなんでもそんなことしねーよ。俺だって鬼畜じゃねぇんだから」

会長は微笑しながら言った。

「いや・・・龍牙ならありえるね」

「あぁ。さっき舞ちゃんが来なかったら・・・かたっぱしからブン殴ってたと思う・・・。」

「・・・お望み通りブン殴ってろーか?」

会長は会計長と書記長を睨む。

「望んでねーし!!」

「唯人くん助けて!!」

「・・・知らないよもう。」

えーっと・・・。

これが生徒会の日常ですか?

私、やってけるかなぁ。
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