生徒会LIFE
「舞先輩!!大掃除がんばりましょーね♪僕、サッカー部の部室めっちゃキレイにしますからッ」

五十嵐くんが私の方へ寄ってきて笑顔でそう言った。

「うん。五十嵐くん・・・さっきはありがとね」

「へ?何がですか??」

五十嵐くんはきょとんとする。

「さっき上手く沈黙壊してくれたでしょ」

「あぁ!!全然いいですよ。てかビックリしましたよ。いつも温和な先輩がいきなり大きな声出して。」

・・・やっぱり。

「ごめん・・・」

「いえいえ。先輩は優しすぎるから、怒ったっていいんですよ」

・・・そーゆうモンなのかな。

「じゃ、僕部活行ってきますね!また明日♪」

「あ、うん。じゃあね」

五十嵐くんは笑顔で走り去っていった。

・・・さわやかだぁ。
< 70 / 226 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop