キスして☆イケメンな彼

由香里の前髪が私の目にかかるほど、急接近していた。

私は慌てて回答を考えた。


「う...うん」


私は小さな声で言った。

「すッ、好きだょ......」

由香里にしか、いや、由香里にも聞こえるか聞こえないか分からないくらい小さな声でいった。


「よし。よく言った」


そして、由香里が無邪気に笑った。


「も～ッ。何なのよぉ」

私はそう言って、顔を赤くした。

「ごめんごめん。確認してみただけ」

小悪魔に笑ってウインクした。


「まぁ、いいけど」


私は、自分の頬を手で押さえた。

なんだか新しい何かが起きようとしていた。


まだ、何だかはっきり分かっていないけれど。


新しい何かが、私を待っていた。




そう、新しい“何か”が..................。