キスして☆イケメンな彼
それもそのはず、今日は総合模試があった。
昨日にそんな遊んでる時間なんてない。
「...知らねぇ」
俺は呟くようにしていった。
「なぁ、お前大丈夫?」
それは、俺が聞きたい。
知らないことは知らない。
俺は昨日の夜、寝ないほど必死に勉強したから。
「何のことだ?」
「お前、覚えてねぇの?」
はい。覚えてません。
というか知りません。
何のことだかさっぱり。
「もしかして、お前...酒入ってたのか?!」
何のことやら。
「入ってねぇよ...。俺、未成年だろ」
「そりゃそうだけど...」
言い返せなくなったのか、智は黙り込んだ。
小さく俺はため息をついた。