キスして☆イケメンな彼


多分、ガン見してたからだと思う。

由香里と私で男子の方をじぃーっと見ていたからだ。


一斉に男子は私たちの方を見た。


ビクッとした私たちはパッと勢いよくそらした。


ビックリした私は下に下げた顔を上げられなかった。

そうだったのは私だけではなく、由香里も同じような状況だった。


二人で頭を下げながら、

「どうする?」

とまた小さな声での会議の始まり。

「どうするもこうするもないよ…」

ヤバイっていう顔をした由香里。


本当にヤバイんだろうなぁ…。


そんなことをしていると、男子が何やら頼み始めた。

いつの間にか店員さんがカラオケバックスに入っていた。


しばらくして頼んだものが届いたらしく、

ジュースやらお菓子やらを飲食し始めた。



私は由香里に耳打ちで

「これが合コン?」

由香里は顔をしかめながら、

「そうみたいだね」

と言った。



今日は男子が下がってるから仕方ないよ。
と付け加えた。


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