キスして☆イケメンな彼
スタートライン 幸乃side
私は、初めてなことが多すぎて
頭がついていかなかった。
人見知りに近い私が、初対面の人たちと
対面しているのも不思議で仕方ない。
きっと、龍之介さまのお陰だって思う。
私は本当は帰りたかった。
帰ろうとしてたところを、龍之介さまが
連れ戻してくれた。
今、考えてみれたば偶然だって知ったけれど
私は運命だって考えてみる。
どんなところでも妄想できるのが
私、幸乃ってわけ。
私は近くで赤堀純平が凹んでいるのを見て、
きっとあの女の子が好きなんだな…と
パッと見て分かった。