キスして☆イケメンな彼
イケメン№1の龍之介さまと、
美女№1(らしい)の安藤美咲が
肩をくっつけて会話してる。
ずっと前から龍之介さまの隣の席は空いていた。
空いていたにもかかわらず、
私は…行けなかった。
意気地なしの私が悪い。
私がいけないのに、
物凄く後悔してる。
好きな人の隣…
好きな人が隣…
私は目の前でそのチャンスを逃してしまった。
龍之介さまは、手の届かない相手。
龍之介さまは、私とは違う世界の人。
……運命の相手じゃない…。
わかってる。
頭ではわかってるのに。
気持ちの整理がつかない…。