キスして☆イケメンな彼
不安と期待 幸乃side
私は恵とじゃれあいながら話していた。
人って一日でこんなにも仲良くなれるものなんだ。
なんて自分で自分を感心していた。
合コンの雰囲気にも慣れて、
みんなとも少しずつ話せるようになって
ホッと一安心したところだった。
すると、突然
目の前の席に座っていた龍之介さまが立ち上がった。
ついつい目で追ってしまう…。
龍之介さまだけかと思ったら、
安藤美咲も起立?!
まさか…
ふたりで……??
バックンと胸が跳ね上がるような
音がした。