僕のシャツ



「キミは誰!?どこにいるの!?」



すると返事はすぐに返ってきた。



「ここだよ!ここ!服を捲ってみて」




服を捲るの?


そう疑問に思いながらも僕はおそるおそる服を捲った。



「シャツ?」


服を捲ってみると、そこには朝着た白いシャツ。 



寒いから着なさいってお母さんに言われたんだ。


「やっと気付いたね!僕はシャツくんだよ!よろしくね。翔太くん」



シャツが喋った…。 


「喋れるの?」



「うん!喋れるようになったんだ」



彼はそう嬉しそうに話していた。 





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