冬恋。【完】
「海さん、その好きな人って……」
「……分かった?」
もしかして……、私だったり……しないよね……?
まさかね、海さんが……。
「その人って、海さんより年下ですか?」
「分かってるじゃん……」
海さんの顔は、今までみた時より顔が真っ赤だ。
「みずかのこと、異性として見てる。好きだよ」
え……えぇぇぇ!?
海さんが私のこと……?
なんで私……!?海さん大人なのにっ!
それに、私……東と別れたばっかりだから、そういうこと考えられない……。
そんな、すぐに好きな人がかわって付き合うとか、たとえ海さんでも出来ない……!!
「海さん……私、今好きな人とか考えられなくて……」