姫様ご機嫌いかが??
「すごいだろ?それだけ男に告られるってある意味才能じゃね?」
「え、なんで告られてるってわかったの?」
「は?んなの騙されるって言ったらナンパとかされたんじゃねぇの?」
「はい、その通りです。けど…」
「そうだよねぇ…林檎は他校生に異常にモテるよねぇ?」
「あ…うぅ」
林檎が何か言いかけたところで瑞希が割り込んできた。
「そうなのか?」
「うん。うちの学園の男子に告られる率より他校生に告られる率のほうが6割増しだね。」
「6割って…」
「どうもうちの学園内はファンクラブに規制されてるのかなって思うけど。」
「規則とかめちゃありそうだよな。」
あぁー嫌だそういうの。
告りたきゃ勝手に告れってーの。
マジうぜぇ。
「マジうざいって顔してるね?」
「え?あ、顔に出てたか?」
「うん。思いっきり。」
うーん。俺うざいとかそういうのよく顔に出るからなぁ。
気をつけねぇと。
「わりぃ。」
「いや、別にいいけどね。珍しいなぁって。」
「珍しい?…また人を珍獣みたいに…」
俺どんだけ珍しいとこあんだよ。