姫様ご機嫌いかが??

「やだ。」

俺は即答する。

「は!?なんでよ!!いーじゃない!!1人分も2人分も一緒じゃないー!」

「とにかく嫌だよ。食費がかさむだろーが。」

2人分も作ったら無駄な食費がたくさんかかるんだよ。

金に困ってるわけじゃねーが、親とか姉があーゆうテキトーと呼ぶにふさわしい人達だから、俺がしっかりしねーといけねぇんだよ。

無駄遣いは許しません。

「食費がかさむぅ?おばさん臭いこと言ってんじゃないわよー」

お、おばさん臭い?

失礼な奴だな…

うん。

「そういう奴にはぜってぇ作ってやんねー。」

俺はそういう子ですよ?

「え――――!?」

真珠が目の前で叫んでいるが気にしない。

「じゃあ、ワタシには~?」

ニーナが言う。

「…そうだな…」

うーん…

さっきニーナは俺の弁当をうまいと言ってくれたし。

そう言われて悪い気はしないですよね?ね?

「…いいぜ。」

「ほ、ホントーーー??」

おぉ…目がキラキラしてますなぁ。

「んじゃ、奏哉私にもよろしく。」

「私にも作ってきて~?」

「わ、私も…食べたいです…」

…ずうずうしい奴らだな。

「わーったよ。しゃーねぇなぁ…」

まぁ、いっか。

1人分も4人分もかわんねぇか。


< 23 / 23 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ストロベリーキャンドル

総文字数/23,605

恋愛(純愛)59ページ

表紙を見る
愛をあなたに…

総文字数/1,707

恋愛(純愛)9ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop