姫様ご機嫌いかが??
「やだ。」
俺は即答する。
「は!?なんでよ!!いーじゃない!!1人分も2人分も一緒じゃないー!」
「とにかく嫌だよ。食費がかさむだろーが。」
2人分も作ったら無駄な食費がたくさんかかるんだよ。
金に困ってるわけじゃねーが、親とか姉があーゆうテキトーと呼ぶにふさわしい人達だから、俺がしっかりしねーといけねぇんだよ。
無駄遣いは許しません。
「食費がかさむぅ?おばさん臭いこと言ってんじゃないわよー」
お、おばさん臭い?
失礼な奴だな…
うん。
「そういう奴にはぜってぇ作ってやんねー。」
俺はそういう子ですよ?
「え――――!?」
真珠が目の前で叫んでいるが気にしない。
「じゃあ、ワタシには~?」
ニーナが言う。
「…そうだな…」
うーん…
さっきニーナは俺の弁当をうまいと言ってくれたし。
そう言われて悪い気はしないですよね?ね?
「…いいぜ。」
「ほ、ホントーーー??」
おぉ…目がキラキラしてますなぁ。
「んじゃ、奏哉私にもよろしく。」
「私にも作ってきて~?」
「わ、私も…食べたいです…」
…ずうずうしい奴らだな。
「わーったよ。しゃーねぇなぁ…」
まぁ、いっか。
1人分も4人分もかわんねぇか。