姫様ご機嫌いかが??
「ふぁ…」
眠…。
現在昼休み。絶賛昼寝中。
午前中の授業は古典と世界史、生物と、眠くなる授業ばっかだった。
なもんだから、昼休みになった途端屋上に飛び込んで昼寝している。
だって、古典とかダルくてしょうがねぇじゃん?
昼飯も食ったし、満足満足。
このまま午後の授業サボろうかな…
そんなことを思いながらウトウトしていると、突然屋上のドアが開いた。
「だから言ったじゃん!!あいつ信用できないって!!」
「まぁまぁ、そんな怒鳴らなくても…」
「だって何回目よ!?少なくとも5回はおんなじこと言ってるよ!!」
「違うわ、8回よ。私はもう13回位警告した気がするけど。」
「あぁあぁ~、落ち着いてっ」
「これが落ち着いていられるもんですか!!」
「そうよ。」
「いや、樹音は十分落ち着いてるけども。でも林檎、泣きそうだよ?」
「「……」」
騒々しい…
健やかな安眠を妨害する気かよ。
誰だ?
うるさすぎて眠れないので仕方なく起き上がって入口を見る。