金髪王子は甘々狼。
ついに、クラっと来た私は倒れてもいいやーと思い気を緩めた。
「ちょっ…なみ!?」
イタっ!!…あれ?
「痛くない…。」
「よぉー、なみ」
私の目の前には、私を支えている番長さんが見えた。
ってか、近いよ!!
「ば、番長さん?なんでいるの」
「なみのピンチには、駆け寄るからなオレ」
私は、番長さんの言った言葉に疑問を持ち「は?」と思わず言ってしまった。
「ハハッうそうそ。ただサボってふらついてたら、なみが倒れそうになってた…みたいな」
うわー、サボってたの?さすが番長さん…って違う!!
「と、とりあえずありがとう」
「ん、いいぜ」
あっちゃんは、そんな私達に付いて行けるはずもなく、隣で「は?なにこれ」と言っていた。