金髪王子は甘々狼。

すっごいタイミングよくない??なんか見られてるの!!?…ってなわけないよねぇ。



「あっ…番長さん??」



『あほかお前。オレのケータイなんだから、オレしか出ねぇだろ』



ははっ…



「そうだよねぇ…、なんか緊張しちゃってぇ…えへ」



『緊張??なんで緊張なんかすんだぁ??』



うーん…そう聞かれるとわかんないなぁ。番長さんが怖いから??っていっても、別に怖くないしねぇ。



「わかんない…ケド、緊張しちゃうの!!番長さんは、しないの??」



『するわけねーじゃん…でも、なみからって分かった時は、ちょっとビビった』



えぇ!!??



「な、なんでぇ??!」



『なんか、もう関わらないで!!とか言われんじゃねーのって』



そんなこと言って、ハハッと笑う番長さん。私は、そんなこと言わないよぉ??



「言いません～!!電話したのは、今日のことあっちゃんに言っていいかな??って確かめようとしたの」



『あっちゃーん??誰だそいつ』



「私と一緒に立ってた子」



あぁ～と納得する番長さん。やっぱりあっちゃんて印象すごいんだね。すぐわかっちゃった。