金髪王子は甘々狼。



「あー!!またなみが番長とじゃれてるぅ!!」



教えなさーいと言って、私に駆け寄ってくるあっちゃん。



もー、騒がしいんだからぁ……って番長さん??



「あぁ!!番長さんだったの??離してよぉ」



「ヤーだ。今頃気づいたんかよ」



そう言って、一向に離してくれない番長さん。



「だって、しょうがないじゃん!!さっきまで電話してた相手が後ろにいるなんて考えられないよ」



「んなことねーよ。電話中オレずっとお前のこと見えるとこにいたかんな」



うっそだ!!そんな私は見えなかったのにぃ



「ずるーい!!」



「あ??オレはいんだよ。なみは見てなきゃ変な虫が寄ってくんだよ」



変な虫ぃ~??



「なにそれ」



「分かんなくていーんだよ。んなことより、なみ明日の放課後開けとけよ~」



明日の放課後…だぶん大丈夫だったケド、なにかあるのかな??





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