金髪王子は甘々狼。
***
「ねぇ、なみちゃん。大きくなったら僕と結婚しよーね」
「うん!!なみ、○○君大好きだから!!!」
「約束だよ、忘れないでね?じゃあ…ね」
「うん!!またね」
私は、元気にバイバイを言ったけど、このときの別れは、すごく悲しくてつらかった。
***
―バタンっ!!
「えっ、何!?」
懐かしい夢を見て眠っていた私は、勢いよく閉まるドアの音で目が覚めた。でも今まで何回も見てる夢だけど、何故かこの続きと○○くんの名前がわからない。
「…お前、だれ」
えぇ~!?聞きたいのはこっちだってぇ!!あなたは誰~??
「あなたこそ…誰?」