金髪王子は甘々狼。
第3章 不良様は彼氏様!
◎告白は定番の屋上で。
次の日、私は1人で屋上にいた。昨日の答えが知りたくて、待てなくて。
「昼休みまで待てないし…。もうサボろうかな」
そう言って目を閉じた。
でも、番長さんにはバレてたみたい。私の気持ち。
「そんなに待てねーのかよ。なみ」
「へへっ…。やっぱり分かった??」
番長さんは、見透かしたような顔で私を見た。
「あぁ。お前のことなら何でも分かる。愛の力か??」
笑いながら言ってくるけど。私は…
「そうだよ。」