金髪王子は甘々狼。



「……マジ??」



「ほんと。まあ私だけかもしれないけどね…。ねぇ番長さん」



決めた。今告白しよう。そしたらきっと曖昧な関係に悩まなくても済む。



「なんだ??」



「私の初恋ってね、昔隣に住んでた男の子なの。それが番長さんなんでしょ??私、結局その初恋から恋なんて1回もしてないの」



ずっと思ってた。ただ1人あなたを。



「私の一生の恋は番長さんだったんだね。でもね、番長さんの事スキだから昔じゃなくて今のゆささんが…大好きだから」



私の一生の恋に終わりはあるのかな??昨日思った。でも今日で終わりかな…



そう思うと涙がぽろぽろ出てきた。私ってこんなに泣く子だったっけ??強かったはずなのに。



私、ほんとに番長さんが好きなんだ。






< 42 / 58 >

この作品をシェア

pagetop