金髪王子は甘々狼。
番長さんが私を見たのは会った前の日。
ちょうど私は、お弁当を忘れて食堂にした日。普通の女子は「ゆさサマァ!!」とか言って寄ってくるのに私は行かなかったから。
印象が強かったらしい。
話しかけようとしたけど、女子に引っ張られムリだったらしい。
そして、あの日に会って名前を聞いて私が隣の子だと分かったらしい。でも、好きになったのは食堂の日らしく。
昔の子だから好きなんじゃねぇって何回も言われた。
だから私も信じた。
「そんなに何回も言わなくても、私は信じるのに…」
「じゃあ、もっと信じてもらわねーとな。」
そう言った番長さんは、じりじりと私のほうによって来た。