金髪王子は甘々狼。
「な…なによ」
番長さんが近づいてくるたびに、私は後ろへ逃げてゆく。
「なんで逃げんだよ。俺ら恋人だぜ??」
そう言って、もっともっと近づいてくる番長さん。それにつれて下がるんだけど……、やっぱり下がるには限界があるみたい。
ドンッと壁にぶつかった。私は、番長さんと壁に挟まれてる。
「もう、逃げらんねーな。なみ」
「な、にするの…」
番長さんはニヤニヤ笑って顔を近づけてきた。
綺麗な顔…カッコいいし、ほんとに私の彼氏なの??まだ信じられないよ
「好きだ。なみ」
「私も…んっ」
番長さんとの初めてのキス。
それは、甘い苺の味。