金髪王子は甘々狼。



それから階段を下りて4階にいる私達。番長さんはどこに行くか決めてるのかな??何も言わず、ドンドン進んでる。



「ねぇ番長さん、どこに行ってるの??」



「…ちょっと待った。」



番長さんは、急に真剣な顔つきになって私を見た。



「な…なに??」



「オレは「なみ」って言ってんのに、なみは「番長さん」だ。ずりぃからゆさって呼べ」



番長さんからのいきなりの要求。

…なんで??今まで番長さんで口出さなかったのに…今さら??



「告ってくれたときは言ってくれたじゃねーか。「ゆささん」って」



「なっ!!恥ずかしいこと言わないでよ!!それに、その時はその時なの!」



「なんだそれ。オレは呼ばれてーの!!言わなきゃ公衆の面前で襲う」



はっ!?なにそれ、いやがらせじゃん!!






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