金髪王子は甘々狼。
やっぱり知らないのはおかしい?
「じゃあ、オレの名前教えてやんよ」
彼は、そう言うと自己紹介を始めた。
「オレは、久原ゆさ。一応この学校の番長なんだけど?」
ば、番長!?この学校に番長なんていたの!!
「番長…っていたの?」
「マジで!?知らねーの、超世間知らずじゃん!!おもしれぇ」
彼は、そう言って番長を説明し始めた。
「あんな、オレ3年でこの学校、力で仕切ってんの。だから番長なの、マジで知らなかった?」
そういえば、あっちゃんが番長がどうのこうのって言ってたような…
「知らなかった…」
「やべーな、超ツボ。お前、名前なに?」
…名乗ってくれたし言ってもいいよね?別に変なことはないだろうし…。
「海野なみ」
「へぇ~海野なみってんだ…、海野?」
番長さんは、驚いた顔で私の顔をじろじろ見てきた。
えっ何!?なんか私の顔についてる??