金髪王子は甘々狼。
み、見透かされてた~!!どうしよう、電話に出るのもヤダし、お仕置きもヤダし…
「に、逃げない…よ」
「ウソ言うな、お前はオレの言うこと聞くしかねぇーんだよ」
なんで、番長さんと関わらなきゃいけないの!?ていうか、なんで私なのぉ?
「ねぇ…どうして私なの?」
「なんでだと思う?」
「えっと…番長さんのこと知らなかったから?」
番長さんは、『違う』と言い口の端をニヤリと上げた。
「これから屋上に会いに来たら教えてやんよ」
「えぇ!?せこいよ」
「でも、知りてーんだろ?」
なっ…イジワルだぁこの人。
…でも知りたいんだよね、ちょっとの間だけ会いに来ようかな?
「いいよ…でも知りたいだけだからね!」
「やりー!」