小悪魔な君に天使のキスを
「沙夜、これからどっか行かない?」
「ぅん!柊樹はどっか行きたいとこぁる?」
そう訪ねると柊樹はちょっと首を傾げて。
「そーだなぁ、、俺、隣町に新しくできたクレープ屋さん行きたいっ♪」
そう言う笑顔があまりに可愛くて。
胸が、キュンってした。
ぁたしが初めて抱いた感情。
これも全部、君に恋してるからだね、柊樹。
「沙夜っ!後ろ、乗って?」
柊樹が指差すのは自転車の後ろ。
「、、ぅんっ!!」
もう 嬉しすぎて泣きそうだった。
ちょこんと後ろに乗ると、柊樹は振り向いてぁたしの両手を自分の腰に持っていった。
びっくりして柊樹を見ると
「沙夜、小さくて危なっかしいから、俺に捕まってな」
そう言って 照れたように前を向いた。
柊樹?
そんな顔しないでょ
ぁたし
期待しちゃうじゃん、、、
柊樹の背中は 大きくて 温かくて 柊樹の匂いがした。
・・・・
「―ぉいしー、、!!」
「だなっ♪」
嬉しそうに食べる柊樹。
ぁたしもちょっと感動。
だってめちゃめちゃぉいしーんだもん。
ま ぁたしは女子だからわかるけど、柊樹、、、甘党なんだなぁ♪可愛い♪
「ぁっ、沙夜!」
「ん?」
「生クリームつぃてる」
次の瞬間、柊樹の舌がぁたしのほっぺにぁった。
、、ち、、近いっ///
近いょ柊樹っ///
ぁたしとの距離は約3㎝。
「っ、、///」
「沙夜」
至近距離で名前を呼ばれて
さっきの3倍ドキっとした
そして
すっかり赤くなったぁたしに
柊樹は自分の唇を重ねた
初めてのキスは
甘い砂糖の味がした。