小悪魔な君に天使のキスを

「、、ごめん」

そう言って、柊樹は俯いた。

「なんで謝るの?キス、したこと?」

柊樹は何も言わなくて、顔も上げなかった。


「私…柊樹が好きだよ!」


その言葉に柊樹は顔を上げて、、

そっと言った。

「ありがとう」

クレープを食べ終わって、もう、お別れの時間だった。

「バイバイ、柊樹☆」

「沙夜、、。」

私は、柊樹からNoの答えを聞くのが嫌で、先に歩き始めた。

でも、私の背中に聞こえたのは、予想とは遥かに違うもので、。


「俺も沙夜が好きだ!」


私は、振り向いて、ニコッと笑った。

「ありがとう」



家に帰って、早速、柊樹にメールした。

〔今日はありがとう☆すごく、楽しかったよ♪私達、同じ気持ちなんだよね?〕

でも、いつまで経っても、返信はなかった。

心配になって、もう1度メールを送ると、、、


…すぐに帰って来たメールは、エラーポートだった。

< 35 / 114 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop