小悪魔な君に天使のキスを
★沙夜side
、、一方。
私と司と翔さんの間には 微妙な空気が流れていた。
司は何も言わない。
私も 何も言えずにいる。
翔さんは 私達が答えるのを待ってる。
このまま日が暮れるんじゃなぃかと思うくらい、私達は無言だった。
、、司は 何を思ってるんだろう。
優くんのこと?
メイのこと?
、、私達のこと?
いや もしかしたら全部、、かな。
正直なところ、内心戸惑っているには違いないと思う。
私もそうだ。
一気に現実に引き戻されて。
、、何か、言わなきゃいけないと思う。
だけど 言葉が出てこない。
何て答えたらいい?
付き合ってる?
付き合ってない?
どっち、なんだろう。
、、違う。
本当は 答えは出てる。
―多分、私達は付き合ってない。
だって
恋人らしいことなんてしてない。
恋人、、じゃないって思ってる自分がいる。
じゃぁ そう告げるべきなんだろう。
けど 口に出すのが怖いんだ。
そう言ったら
司は、、何て思う?