冬のための夢
「えっ、載せもらえよ。事務に文句言うなら俺もつきあうぜ!」
忠士は突然怒りだした。
「いいんだ。ほっといてくれ!。それより、おまえどうなんだよ!」
守は卑屈な笑みを浮かべて言った。
「俺、模試ずっと出てないから・・・」
「あ、そう、バカはいいよな、気楽で・・・、あのう、私はあなたとは違う考え方をしているもので・・・、それでは」
忠士は、ワザとそう言うと帰ってしまった。
守は、忠士の後ろ姿を睨みつけた。しかし、忠士には何も言えなかった。おそらく忠士の方が“正しい”考え方をしているのだろう。
自分は勝負もしない負け犬なのだから!!。
取りあえず教室へ入ろう。授業に出よう。ノートを取ろう。
そうすれば、いつか絶対に・・・、守は教室に向かった。
忠士は突然怒りだした。
「いいんだ。ほっといてくれ!。それより、おまえどうなんだよ!」
守は卑屈な笑みを浮かべて言った。
「俺、模試ずっと出てないから・・・」
「あ、そう、バカはいいよな、気楽で・・・、あのう、私はあなたとは違う考え方をしているもので・・・、それでは」
忠士は、ワザとそう言うと帰ってしまった。
守は、忠士の後ろ姿を睨みつけた。しかし、忠士には何も言えなかった。おそらく忠士の方が“正しい”考え方をしているのだろう。
自分は勝負もしない負け犬なのだから!!。
取りあえず教室へ入ろう。授業に出よう。ノートを取ろう。
そうすれば、いつか絶対に・・・、守は教室に向かった。