冬のための夢
自習室へ入る。
予備校生がたくさん座っているのに、静まりかえった部屋。ペンの書く音だけ聞こえてくる。
この緊張感を忠士は忘れていたのだ。
よっし!
みなぎる気力を感じた時、忠士の視線に有り得ない人物が見えた。
守がそこにいて“勉強”していたのだ。
予備校生がたくさん座っているのに、静まりかえった部屋。ペンの書く音だけ聞こえてくる。
この緊張感を忠士は忘れていたのだ。
よっし!
みなぎる気力を感じた時、忠士の視線に有り得ない人物が見えた。
守がそこにいて“勉強”していたのだ。