冬のための夢
窓からは子供たちの遊んでいる姿が見えた。

本当に愉しそうだ。

忠士は一人一人の顔を見ようと必死に目を凝らした。しかし、忠士の部屋からは見えるはずもなかった。
           俺も昔はあんな風に遊んだのかな?。その時、となりには可愛い女の子でもいたのだろうか?。            忠士には全く思い出せなかった。        
かわいい子供たちの声を聞くうちに忠士は心の中に沸々と沸き上がる物を感じた。

しかし、その感情は何なのかは今の忠士には分からなかった。
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