年下の彼氏
高校2年になってから2ヶ月が経っていた。
人見知りなあたしにはクラスの人にはまだ馴染めていないけれど、桃子も居るし何とかやっていけそうだった。
1年から使っているローファーはかかとが擦れてなくなりかけていた。
そうだ、初めての給料で新しいローファーを買うことにしよう。
靴を職員専用の靴箱に入れて走り出した。
「こんにちはっ!今日もよろしくお願いしまーすっ!!」
1階の受付で挨拶をして
3階の事務室まで
一気に階段を上っていく。
2階の階段の横にある窓を見てみると
さっきまで晴れていたはずだったのに
外は薄暗いけれど少しだけ太陽の光でほんわか明るく雨が降っていた。
あ、傘持ってきてなかった。
今日どうやって帰ろうかな。
駅まで走って帰るか。
向かえに来てもらおうかなー。
そんなことを思いながら歩みを遅めて歩いていた。
ードカッ!!
「あだッ!」
頭を押さえて下を見たら
分厚いとまではいかないが
哲学の本が足の下に落ちていた。
「悪い…。」
階段の上のほうから
男の子の低い声がした。
あたしは頭をかきながら
足の下の本を拾っていた。
その男の子のスニーカーが見えて
本の埃をぽんぽんとはらった。
人見知りなあたしにはクラスの人にはまだ馴染めていないけれど、桃子も居るし何とかやっていけそうだった。
1年から使っているローファーはかかとが擦れてなくなりかけていた。
そうだ、初めての給料で新しいローファーを買うことにしよう。
靴を職員専用の靴箱に入れて走り出した。
「こんにちはっ!今日もよろしくお願いしまーすっ!!」
1階の受付で挨拶をして
3階の事務室まで
一気に階段を上っていく。
2階の階段の横にある窓を見てみると
さっきまで晴れていたはずだったのに
外は薄暗いけれど少しだけ太陽の光でほんわか明るく雨が降っていた。
あ、傘持ってきてなかった。
今日どうやって帰ろうかな。
駅まで走って帰るか。
向かえに来てもらおうかなー。
そんなことを思いながら歩みを遅めて歩いていた。
ードカッ!!
「あだッ!」
頭を押さえて下を見たら
分厚いとまではいかないが
哲学の本が足の下に落ちていた。
「悪い…。」
階段の上のほうから
男の子の低い声がした。
あたしは頭をかきながら
足の下の本を拾っていた。
その男の子のスニーカーが見えて
本の埃をぽんぽんとはらった。