年下の彼氏
あたしだって、誰でも好きになりたい訳じゃない!

みんなが羨むようなドキドキな恋がしてみたい。

ちゃんと一途な恋がしたいよ!

運命の人が現れて、

あたしの頭の中の恋愛発見機が

【ピコーン!】

てなるまで、あたしは待つよ!

いつまでだって待ってみせるんだから!







ピコーン!ピコーン!ピコーン!


ピコーン!ピコーン!ピコーン!






‥‥‥‥。


「今日【ピコーン】は何回なったあ?」

桃子は爪を磨きながら聞いた。


立ちくらみがする。

こんなことで惚れっぽさは直るの・・・?

「‥‥ぜんぶで16回‥‥。」

あたしはしょんぼりして答えた。

本当にショック‥。

すぐに男の子にときめいてしまう‥。

罪な女を許して−‥。





< 4 / 86 >

この作品をシェア

pagetop