年下の彼氏
「付き合いたい人がいるの。」
ギョェーと声に出したくなった。
女の子が悩むことといったらまず、
付き合いたい人がいるの。
じゃなくて
好きな人がいるの。
でしょっ!
まぁ、確かに桃子はルックスも最上級だしいい子だし、幸せそうだし…ってあれ?
「あ…あのぉー。桃子さん、付き合ってる人居るんじゃなかったっけ…?」
「あー。あんなやつとはもうとっくに別れた!すぐ体求めてくるんだもん。嫌になっちゃう。」
「あー。体ねー。………………………………………………………
……カラダ!?」
ドカンと頭が破裂したっ!
「桃子、そんな悪魔みたいな人と付き合ってたの?!」
「悪魔って…。まぁ、菜月にはまだ早いかっ。」
にやっと笑って桃子は菜月のふとももの内側を指でなぞった。
「ギョワップ!何すんの!?」
「なんか声違うでしょ。」