重力地獄の決闘
「ぐわっ」

 マックは爆発に飛ばされ、窪地に落ち込んだ。

 窪地の底まで転がり落ちたところでマックは起き上がり、ZEROのセンサーでクルーガーの位置を探った。

 同時に、窪地から駈け上がる。

 既にエネルギーの熱塊は消え、その場所に黒くガラス状に溶けたクレーターが残っていた。

 そして、その向こうに煤けたクルーガーがあった。

「くぅ、ビームキャンセラーの穴を突いてくるとはな」

 ビームキャンセラーは強力なシールドなだけに、外からも内からも効果がある。

 つまり、クルーガーは50センチブラスターを撃つ時だけ、その周囲のビームキャンセラーを無効にしていたのだった。
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