明日は晴れますか?





「土屋かぁ!よろしくなぁ!」

「遊歩っていう名前なの?可愛い名前だね!」

「つかお前イケメンだなぁ!」

「髪型可愛い!」



10分間休憩中。

土屋君の周りはあっという間に人だかりだった。

「んー・・・転校生のお約束だよね〜」

私がそう言うと、椿も。

「結局しばらくすると1人ぼっちにされるんだけどね。あーゆーの。」

「椿それ禁句!!」


・・・と、私達は私たちで盛り上がっていた。





・・・それから3分後くらい。

もう土屋君の周りには人1人いなかった。。。

「だからいったじゃーーん!転校生あるあるだよ!」

「つーばーきーー!やめなさい〜!」

「てゆーかさ、今、話しかけてみない?チャンスだよ!」

「えっ」

椿のまさかの一言。

あの・・・くらーーい土屋君に、話しかける・・・??

「無理無理!!私あの性格苦手かもしれないから!つか苦手だから!」

「そー言わずにさぁ!」

といって私の腕を掴んで土屋君の所へ行く椿。

「ちょぉぉ!椿っ!」



椿は、私を土屋君の席の前まで無理矢理連れて行くと

その後はさっさとどこかへ行ってしまった・・・!

ま、まじかよぉぉ!!椿ーーーーー!





「・・・誰」

「あの・・・土屋、遊歩って言うんスか・・・」

「うん」

「・・・・・・はじめましてー・・・」

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