愛の証
そしてそれから
2日後。

彰が昼過ぎに
会いに来てくれて、

あたしは
バイトがちょうど休みだった。


「着いたけど、公園にいないね」

『ちょっと待ってて。今から行く』


走って公園まで行き、

『うちに入ろ!
今誰もいないから
夕方までなら入れる。』

あたしの策とは、

誰もいない間に
家へ入れて、帰って来るまでに
外へ出るというもの。


彰は、複雑そうな顔をしながら

「うん。分かった」

と言った。
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