本気になっちゃいけない
今が幸せすぎて怖い
壊したくない
涙がでる
どうしよう 上手く言えない
戸惑う私に
「俺も離婚しているよ
それを知った上で俺を受け入れてくれたんじゃないの」
彼は優しく言った
「私卵巣1つ無いの
二十歳の時オペした 子ども出来る確立も半分だし
だからこの歳まで独身だったのかも」
今までも 結婚の話はあたけど この話をすると 皆離れて行ったでも私は嘘をついてまで結婚したくなかった
話終わると
はぁと小さいため息がでた
彼の目を見れない
下を向いたままの私を
彼は優しく抱き寄せ た
「そんなこと心配していたの
俺は医者だよ 確立がない訳じゃないだろ それに俺は子どもより小夜子と一緒にいたいよ」
「うん」
頷くのが精一杯
嬉しかった 嬉しすぎて また涙がでた
顔がぐしゃぐしゃになっているのがわかる
そんな私を 見て彼は笑っていた
そろそろ職場の皆にも話そうかなと思っていた
結婚式はやらないけど
パーティーだけでもと2人で話していたし
あの日がくるまでは…
信じて疑いもしなかった
そんな私はやっぱり大バカだ