君と彼女のために・・・
朝・・寝室から出ると未来から来たという彼女の姿はなく・・・僕は小さく呟いた・・。

僕「夢か・・・」

僕は洗面所に向かいステンレス製で出来たカランに付いているボタンを押し・・蛇口から出る水を両手で受け・・顔を洗った・・。

顔を洗い鏡に僕の顔が映る・・僕の目から大粒の涙が溢れ頬をつたっていく・・、ふと昨日、KIKOから電話があった事を思い出し濡れた顔のまま急いで寝室へ戻った。

携帯電話を手にした僕は着信履歴を確かめ、昨日の事が確かに夢ではなかった事を確認した・・。

朝食を済ませた僕はソファーで休憩しようと・・携帯電話が鳴り出す。

「ピリピリ」

KIKOからだ・・KIKOはいつもの場所で待っているからという連絡の電話・・僕は急いで支度して約束の場所へ向かった・・。
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