ごめんね。…そして、ありがとう。
里久が太一に家に呼び出されて、店に
は紗和と、柳と健二しかいない・・・。
大体太一に呼び出されるとその日は、太一
の家に泊ってくる。
紗和は嫌な感じがしたから、里久に
いかないでと頼んだ。
「何だ?紗和も行くか?太一の家?」
「いや・・・それは・・・。」
太一に逢うのも正直嫌だった。
「何だよ。そんな恐がるなって。柳も
健二もイイ奴だぞ?」
「・・・うん。」
紗和は仕方なく店に残ることにした。