ごめんね。…そして、ありがとう。
信じたいのに・・・
太一に、紗和は俺の物・・・と宣言されてから
紗和は、だんだん薬物を乱用するように
なっていた。
だが、まだ3,4回しか使っていない。
昼間に、里久がちょっと出かけてくると
言ってから、全然帰ってこない・・・。
もう夜中の12時を回っていた。
柳と、健二の一件以来、一人で寝るのが
少し怖い紗和。
里久にはいつも寝る前に声をかけてもら
ってから寝る・・・それが日々の日課で
あり、それをすることで、とても安心
して眠れたのだった。