ごめんね。…そして、ありがとう。

季節は冬。


「私、今日店にとまる」

「は?何言ってんだよ。」

里久の一件以来太一の家に泊っていた紗和


「だから、今日店にとまる。最近店にも
何人か止まってるみたいだし。」

「別にいいだろ。俺んち止まってけよ」

「大丈夫だって。」

紗和が自分の荷物をもって玄関に向かう


「いいから止まってけよ!」

太一が紗和の腕をつかむ

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