ごめんね。…そして、ありがとう。

とぼとぼ歩いていると、声が聞こえた。

「あれ、二宮じゃない?」

声のする方向を見ると、紗和の中学の
制服を着た女子生徒がこっちをみて
こそこそ喋っている。


「なんか、健人先生毎日アイツのとこ
行って説得してるみたいだよ。学校来いって。」

「まぢで!?いくら健人先生でも、やめてほしいよね」

「うん、うん。あんな奴いたら、邪魔だし。」
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