ごめんね。…そして、ありがとう。
すると、更衣室のドアがあいた。
体育が終わって、女子たちが帰って来たのだ。
紗和はとっさに、カメラを隠して、
そのまま更衣室を出た。
更衣室をでてから、更衣室に袋を置いて
来たことを思い出したが、まぁいいやと
思っていた。
持ってきたはいいが、どうしよう・・・
そう思っていると、尾山が廊下を歩いていた。
紗和はビックリした。
尾山が持っていた紙袋・・・
更衣室にあった紙袋とまったく一緒だったのだ。
紗和は思い出した。