ごめんね。…そして、ありがとう。

その子は休憩中いつも一人で本を読んでいる


給食の時間も一人。
先生がいないときは、彼女だけ一人
ご飯が渡されないそんなこともあった。


紗和は、昔の自分を見ているような気が
してきた。

彼女が使っている教科書は破れていたり
ラクガキされていて、机にもハサミか
何かでつけられた、キズがたくさんあった。


紗和はその子が目にとまってしょうが
なかった。
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